こんにちは!柔道整復師整体師の濱中拓実です。
この記事では、整体師向けの診察ガイドと題して、
初診の患者さんへの診察のやり方からチェックポイントまでまとめました。
この記事を読むことにより、
診察の基本のキ
整体師がお客さんの問診で気をつけること
検査に自信がない人が読むべき本
が、わかります。
整体師に成り立ての方を対象に、診察の基本中の基本を書いています。
問診と検査って、本当に大事です。
個人的に治療は、問診検査8割 治療2割と思っています。
しっかりとした問診と検査をし、患者さんと信頼関係を築くことにより、治療は素晴らしく順調に進みますよ!!
とても大事なことなので、診察で大事なポイントをしっかりと押さえておきましょう。
それではどうぞ!
整体師 診察ガイド 問診のチェックポイントからオススメの本まで
初診のお客さんに確認すべきこと
まず治療前に確認するべきことは、既往と疾病です。
重大なケガや病気がないかどうか、手術歴がないかどうか、
これを確認しないのは人としてどうなのレベル なので、しっかり確認してください。
問題がなければ、診察に移りましょう。
症状を聞いたあとに、5W1Hを確認です。
what何 whyなぜ where どこで when いつ how どうやって
基本ですね!!
5W1Hを確認したら、必ずカルテに記入してください。
そして、ここからが大事です。
お客さんの話を、しっかり聞いてください。
なんだそりゃ??
話くらい聞くわ!と思いますか??
ただ聞くだけじゃないんですよ!!
キーワードは傾聴です。
これが、メッチャクチャ大事です。
話をしっかり聞き出せるかどうかで、治療結果が変わってきます。
傾聴の大切さを書いていきます。
お客さんから信頼を得るためにやるべきこと
先に、一冊の本を紹介します。
人を動かす デール・カーネギー著
この本にはどうやったら人に動いてもらえるか、人に好きになってもらうにはどうすればいいかが書かれています。
今の自己啓発に書かれている本の内容は、全てこの本に載っていると言ってもいいくらいの名著です。
この本によると、人の信頼を得るためには話を聞くのが大事、と書かれています。
この話を聞く、という能力がメッチャクチャ大事です!
お客さんから信頼を得るためにやるべきこと、それはお客さんの話をしっかり聞くことです。
傾聴 ですね。
初めての問診で自分の悩みを細かく話してくれる人は、あまりいません。
というか、話さないです。
初めて会った人に悩みを全部話す、なんてありえないですよ。
精神科の医者だって、そこまで話を聞き出すことはできません。
ですが、話を親身になって聞くことにより、徐々に心を開いてくれます。
信頼関係が形成されていくんですよね!!
しっかりと信頼関係が形成されれば、お客さんは悩みを話してくれます。
その悩みに対して、プラスになる提案をする。
これが診察の最終目標ですよ!!
ただこれって、簡単じゃないです。
メッチャクチャ疲れます。
僕の先輩で、本当に診察が上手い人がいました。
先輩は、しっかりとお客さんの話を聞き、その悩みを解決する提案を毎回毎回やっていました。
当然リピート率も、ハンパなくよかったですね!!
泣きながら悩みを話しているお客さんも、いましたから。
簡単に聞こえますが、これって神ワザですからね!!
一種の特殊能力と言っても、過言ではないです。
先輩はお客さんに気持ちを入れて診察に当たっていましたが、これは普通にできることじゃないです。
お客さんに感情移入しちゃうと、精神的にやられるのでほどほどがいいと思います。
ここまで提案できれば、確実にリピート率は上がりますよ!!
診察をする際に、絶対に意識してください。
治療が終わったあとからお客さんに悩みを言われた、とか言う人がたまにいますが、それはただ単にお客さんの信頼を得れていないだけです。
そういうことを言っちゃう人は、たいてい治療がヘタクソな人が多いですね。
こういうことを言うような人には、絶対にならないようにしましょう!!
診察の最終目標がわかりました。
ですが、そもそも検査ってどんなことすりゃいいの??
という人もいるかもしれません。
整体の学校では、そこまで詳しく教わらないですからね!
検査をするために、最低限読んでおくべき本を紹介します。
検査に自信がない人が読むべき本
検査に自信がない人が、読むべき本をまとめました。
ヤバイ疾患を見分ける検査
痛みを引き起こしている部分を発見するための検査の本を紹介します。
臨床で毎日使える図解整形外科学検査法
図でわかりやすく、整形外科の検査法を説明してくれる本です。
このテストが陽性だったら、この疾患の疑いがある、
ということを細かく説明してくれます。
特にヤバイ疾患を見分ける上で、効果的ですね!!
これは絶対に読んでおきましょう。
姿勢の教科書
姿勢をタイプ別に分け、この姿勢だったらここの筋肉が弱い、あの姿勢だったらこの筋肉が弱い、
とわかりやすく分類してくれている本です。
図解も豊富で非常にわかりやすいですよ!!
姿勢改善のエクササイズも載っているので、非常に有用です。
整体師であれば、絶対に買っておくべき一冊ですね!!
臨床で毎日使える図解姿勢検査法
姿勢検査法について、突っ込んで書かれている本です。
これは上の姿勢の教科書を、もう少し突っ込んで書かれている本なので、読破は結構難しいですね。
気合が入っている人は、どうぞ!!
めったにいないですが、たまに整体をやるべきではない疾患を持っているお客さんもいます。
そういった人を見分ける上で、検査を知っておくのは大事です。
この検査で陽性だったので、○○の疾患の疑いがあります。
病院に行って検査してください、という説明もできます。
見分け方がわかっていれば、より安心して仕事ができますよ!!
最低限、ここに紹介されている本は読んでおいてください!
診察って、一見地味に見えるかも知れません。
ですが、他の整体師と比べて間違いなく差がつくポイントの一つです。
診察、問診がしっかり終わっていれば、それだけで8割は治療が終了したようなものです。
オススメした検査の本も参考にしながら、診察に挑んでみてください。
お客さんの悩みを解決し、より励みになる仕事をしましょう。
そして楽しい人生を送りましょう!!
それでは!!