管理柔道整復師をやっている先生、
接骨院で働いてる柔道整復師、整体師さん向けの記事です。
こんにちは!
柔道整復師の秋山ミノルです!
接骨院で保険請求の担当しているのですが、
保険組合から返戻が来てしまった。
管理柔道整復師をやっている人であればほとんどの人は経験あると思います。
月に1件ぐらいは来てしまいますよね。
この記事では接骨院レセプトの返戻が
どんなケースで来るか
正しい対処方法はどうすればいいのか
を解説します。
この記事の信頼性として僕の実績を載せておきます。
管理柔道整復師経験
月のレセプトの枚数はだいたい300枚
返戻の数はだいたい月に1件来るか来ないか
管理柔道整復師を勤めている間の未回収のレセプトは0件
その時に積み上げた管理柔道整復師としてのレセプトのノウハウを公開します。
この記事を読むことにより、
レセプトの返戻の対応に困らなくなります。
返戻が来ても自信を持って対処することができるようになります。
お時間5分で読み終わる記事ですが、
管理柔道整復師をやっている先生、
接骨院で働いている人にとっても絶対に覚えておいた方がいい知識なので、
ぜひご一読ください。
接骨院のレセプトの返戻の対処法
返戻の種類と対処方法
case 1 健保組合のアンケートからの返戻
case 2 保険証の変更
case 3 名前の書き間違え
case 4 保険の資格喪失
まとめ
返戻の種類と対処方法
まず覚えておいてほしいことなのですが、
返戻を対処するにあたり一番大事なことは、
日頃から患者さんとの信頼関係を築き上げていくことです。
なぜかと言うと、返戻が来た場合は多くのケースで、
患者さんに足を運んでもらい、レセプトにもう一度名前を変えてもらう、
保険証をもう一度コピーさせてもらう、
という作業を患者さんにしてもらわなければいけません。
ここで患者さんとの日頃の信頼関係がしっかり築けている場合、
話はとてもスムーズに進みます。
信頼関係が築けていない患者さんだと逆にここがネックになる。
すごく大事なポイントです。
今回接骨院のレセプトの返戻の対処方法を書くにあたって、
よくある4つのケースを書き出しました。
多いケースから順に解説していきます。
case 1 健保組合のアンケートからの返戻
健保組合は組合員が接骨院を利用した場合、
その組合員に対してアンケート送ります。
体のどこを怪我しましたか、
いつ怪我しましたか、
どんな理由で怪我しましたか、
という質問内容のアンケートです。
ここで患者さんが書いたアンケートの内容と、
僕たちが提出したレセプトの内容が食い違っていると、
返戻という扱いになります。
言い切りますが、このケースが健保組合の返戻理由のナンバーワンです。
対処方法
まずは患者さんに電話します。
そして印鑑を持ってきてもらいます。
電話ではこんな感じで説明します。

ここで患者さんは、
多分来ました。
という感じで答えます。

といった形で説明します。
ここら辺は人それぞれやり方があると思うので、
各自で説明のやり方をアレンジしてください。
僕はこんな感じで説明しています。
そして実際に請求をかけたレセプトを患者さんに見せ、
私たちはこういった形で請求しています、
間違いないですよね?
確認を取ります。
患者さんが間違いないです、
と答えたら、
ではこちらに、
治療内容に相違ありませんと一筆いただけますか?
と、備考の欄に上記の内容を記入していただきます。
印鑑を押してもらうのも忘れずに。
上記の内容に相違ありません フルネーム 印鑑
です。
あとはこの書類を保険組合にもう一度を郵送すれば OK!
この方法でダメだったことは一度もありません。
健保組合から返戻が来た時は、
このやり方を行いましょう
case 2 保険証の変更
保険証を変更したのに、昔の保険証を使っていた。
というケースが意外とよくあります。
会社が変わった
結婚した
後期高齢者になった
離婚した
様々なケースがあります。
対処法
保険証の変更の場合は、対処法はすごく簡単です。
まずは患者さんに電話。

こんな感じで十分伝わりますよ!
すぐ持っていきます!
と、大概の人は持ってきてくれますから。
後は新しい保険証に対応したレセプトに名前を書いてもらえば OK。
新しい保険証の保険組合さんにレセプトを送付してください。
case 3 名前の書き間違え
これも意外とよくあるケースです。
お母さんが子供の名前を書いてしまう。
奥さんが旦那さんの名前を書かなければいけないのに、
自分の名前を書いてしまう。
これは日頃からちゃんとチェックをし、
未然に防がなければいけない最たる事例なのですが、
まぁやってしまったものはしょうがないですね。
最速で対処しましょう!!
対処法
患者さんに電話しましょう。

来ていただいたら、ミスがないようにしっかり名前をチェック!
後はその書類をもう一度保険組合に送れば OK です。
case 4 保険の資格喪失
会社を辞めて転職中に保険に入ってない期間だった。
ちょっとレアケースなのですが、こんなケースがたまにあります。
このケースの場合、僕たちが未然に防ぐ事ってほとんど不可能なんですよね。
保険証を出されたらそれを信じるしかないですから。
対処法
この場合は患者さんに実費を支払ってもらう形になります。
保険に入っていなかったのだからしょうがないですね。
ここはきっちりと説明して請求しましょう。
注意としてお金を請求することに罪悪感を持たないでください。
接骨院の先生って結構優しい人が多いので、
お金を請求することができない人が多いです。
ですがこれはしっかり頂いてください。
我々はプロなので、治療の対価はちゃんといただきましょう。
まとめ
代表的な4つのケースを見ていただきましたが、
いかがでしょうか?
見てのとおりですが、全てのケースで患者さんに連絡をする必要性があります。
なので、やはり一番大事なのは普段から患者さんとの信頼関係を、しっかりと築き上げておくことです。
これができているかできていないかで、
レセプトの返戻対応の難易度がめちゃくちゃ変わってきますから!
日頃から接骨のプロとして誠意のある仕事をしましょう。
そして患者さんとの信頼関係を築き上げておきましょう!
それでは!!