人を治すというのは難しい。
ただ治すだけや、痛みをとるだけでは人は意外と満足しなかったりする。
治療後に痛みが明らかによくはなっていたとする。
人によってはあぁよかった。ありがとう、となる。
人によってはゼロになっていない、全然よくならない、という人もいる。
ホント人によってその反応は千差万別で、求めるものが全然変わってくるので、そこは最初に絶対に確認しておかなければいけない。
極端な話、自分に合わない人はお断りするのもアリだと思う。
無理して治療を行い、その結果お互いが嫌な思いをし、時間もお金も無駄にするよりは、最初からうちには合わないので他に行ってください、と一声かけてもいいのではないか。
それは僕は逃げではなく、一種の提案だと思う。
ただその数をできるだけ少なくするように対応力を上げるということは、大事だが。
自分は人の信頼を得るとか、人の人望を集めて引っ張っていく、ということがとても苦手だ。
間違ってもスター性はない。
自分から行動し、こうしていこうといい、ついてきてもらう感じだ。
だから、患者としっかりコミュニケーションをとり、信頼を得る、ということは本当に苦手。
どうしてもコミュニケーションのとり方が仲良くしましょう、とイーブンの関係になってしまう。
お医者様の立場からの提案ができていない。
今自分が考えている治療院のコンセプトは
痛みのない身体を提供し、それぞれがやりたいことに全力で取り組めるようにし、街を、地域を、日本を元気にする、というものだ。
治療を通して、日本を元気にする。
といえば言い過ぎだろうが、まぁこんぐらい開業前は言ってしまってもいいと思う。
開業は怖い。
失敗したら、責任は自分だ。責任を押し付けられる上司や、部下などは何もない。
ただひたすらに自分だ。
自分に足りないものをひたすら見つける、というのはとてもつらい。
探せば探すほどアラは出てくる。
売るほど出てくる。
でも歯を食いしばって現実を認識しなければいけない。
そこから人を治療する、ということに繋がると思う。
まずは自分をしっかりと治そう。
そこからだ。