治療院開業記

ほねつぎアトラが雑誌に出てるよ! 接骨院のFC展開って本当に儲かるの??

こんにちは!
柔道整復師 整体師の秋山ミノルです。

 

 

ほねつぎチェーンって、ご存知でしょうか??
ほねつぎブランドを武器に、全国展開をしているグループです。
治療法の販売。
予約システムや保険請求の代行。
フランチャイズ(FC)の展開などなど。
手広くやっているみたいですね!

 

 

先日、ほねつぎさんが 週刊東洋経済に紹介されました。
その内容は、ほねつぎさんの経営はメチャクチャすごい!!
というものではなく、その経営にモノ申す。といった内容でした。

 

 

この記事では、週刊東洋経済に書かれていたFC展開についてをまとめました。

アトラさんは、FCを展開するためにどんな営業をしていたのか?
FCのオーナーさんには、いくらくらい儲かると言っていたのか?
アトラさんの営業さんが言うような数字は、実際に達成できるものなのか?

 

これを書いている僕の経歴です。

現役の僕が、接骨院業界の現状と合わせて書いていきます。

 

お時間5分ほどで読み終わる記事です。
大手接骨院がどんな営業をしているのか。
FC展開とはどんなものなのかがわかります。
柔道整復師、大手チェーンの営業を受けたことがある人は、絶対に読んで欲しい記事です。
それではどうぞ!



ほねつぎアトラが雑誌に出てるよ! 接骨院のFC展開って本当に儲かるの??

ほねつぎアトラのFC展開 どんな営業をしている?

まずは、ほねつぎアトラさんがFCを展開するにあたり、どんな営業をしていたのかを見てみます。

 

応対した営業マンは
「運営はすべて本部が引き受ける。立地選定も、柔道整復師のスタッフや院長の派遣も本部でやる。
オーナーはたまに店に顔を出すだけでいい」
と説明したという。
出展: 週刊東洋経済 8/10-17合併号

要するに、オーナーさんはお金を出すだけでいいですよ!ってことですね!

いやー、お金を出すだけで後は本部が全部やってくれるなら、めっちゃラクですよね!
それでお金が儲かるのであれば、最高の投資ですね!!

週刊東洋経済さんによれば、営業さんは既存10店舗の売り上げも見せてくれたそうです。

既存10店の営業実績の資料も見せられた。
大半が月の平均売上高400万〜600万円で、隆々たる成績だった。
営業マンは続けた。
「損益分岐点は月商300万円前後」
「ロードサイド既存店には月商350万円を下回る店舗は存在しない」
「4〜5年で初期投資を回収出来る』

出展: 週刊東洋経済 8/10-17合併号

この営業を受け、投資を決意。
しかし、結果は悲惨なもので、2年ほどで潰れてしまったそうです。

 

 

そして今では、裁判ざたになっています。
アトラの被害者の会、みたいなのもあるそうですね。

 

うーん。
FCって投資なので、リスクは絶対にあります。
もし営業マンの言った通りにいかなくても、オーナーさんはある程度のリスクは覚悟しなくてはいけません。

 

 

ですが、アトラの営業マンが言うような成績って、簡単に出せるものなのでしょうか?
実際に接骨院を経営すると、どれくらいの売り上げを出せるものなのでしょうか??

現役10年働いてきた僕が、接骨院はどれくらい売り上げを出せるものなのかを書いていきます。

 

アトラの営業さんの言う売り上げは本当に達成できる? 現役10年の柔道整復師から見た現実

結論から話しますが、保険メインの接骨院で売り上げはだいたいこれくらいです。

1日平均百人→約450万円
1日平均60人→300万円前後

僕が以前勤めていた接骨院は、保険のみでした。
で、だいたい売り上げはこれくらいです。

 

 

ちなみにこの平均100人って、 今じゃ考えられない神数字ですよ!!
2019年現在、普通に経営していて100人なんてまず達成できません。
この平均百人の接骨院は、団地の中で行き場のないお年寄りがたくさんいるという 超神立地でした。
まぁ、ドル箱ですよね!

 

 

ほねつぎアトラさんの場合は、保険メインだけでなく実費治療も行なっています。
なので、単純に上の数字と比較するのは難しいです。

ですが今の接骨院戦国時代において、平均60人出すって至難のワザですよ。
実費治療をかなり売らないと、この数字はかなり厳しいです。
アトラさんの営業が言うような数字がFCで本当に出せるなら、超神経営で超神システムですね!

 

本当かどうかは知りませんが。

 

アトラの裁判の展開は? どうすればFCオーナーは裁判で勝てるの?

現在、アトラさんは被害者の会から訴えられているそうです。
訴えに対してのアトラさんの回答を載せます。

回答でアトラは原告の訴えに対して、
「全院月商350万円や黒字を最低限実現できるかのような説明をした事実はない」と、全否定する。
「原告らの失敗は、オーナー会社として果たすべき役割を適切に果たさなかったからにほかならない」
(被告答弁書)との姿勢である。
裁判では、契約前にアトラによる虚偽の説明があったかどうが論点になっている。

出展 週刊東洋経済 8/10-17合併号

オーナーはお金を払うだけで、スタッフ院長立地全部用意する。
と説明しているのに、果たすべき役割を適切に果たさなかった、ってなんのこっちゃと思っちゃいますね笑。

 

営業マンがウソをついたかどうかが、焦点なんですね!

 

 

ここからは独り言です。
もし接骨院のFC展開で困っている人がいたら、証拠になるものを用意しておいた方がいいですね。
営業さんが言っていた説明にウソはないか?
ウソがあったなら、それを証明する証拠はないか?
それがあれば、裁判はより有利になると思います。
独り言は終了です。

 

 

週刊東洋経済さんの記事では、アトラのFC加盟で初期投資はいくら払うのか。
社長の経営はどんなスタイルなのか。
など、いろいろなことが載っています。

 

初期投資の金額、本当にビックリしましたね。
接骨院関係者なら、ありえなすぎて笑ってしまうと思います笑。

 

週刊東洋経済、柔道整復師なら絶対に見ておいた方がいいですよ!!

しかし、接骨院のFC展開っていろいろ問題ありそうですねぇ。

 

最後にyoutubeの動画を貼って、この記事は終了にします。
某大手接骨院のFCはどうなの?という動画です。


それでは!




  • この記事を書いた人

濱中タクミ

オールラウンド柔整師です! 経歴→ブラック接骨院→グループ院長→実費施術院でゼロから修行→海外で治療活動、タイ、オーストラリア、中国へ→日本で接骨院開業。 サイドfireに向けて爆進しています! 実績→開業半年で月商100万、ブログで月5万。 独立で稼ぐために必要な知識やスキル、海外の情報を発信します。 アジアで遊ぶ方法も発信!タイ語,簿記3級,FP3級

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