外傷治療 治療院開業記

母親の骨折受傷から2ヶ月経ったので、経過を報告します

こんにちは!柔道整復師 整体師の秋山ミノルです。

2ヶ月ほど前、母親が前腕両骨の骨折をしてしまいました。
転倒して右手を強く衝き、負傷したそうです。

 

整形外科に行くと、医者は整復をせずにすぐ固定。
そのまま2ヶ月が経ちました。

 

 

果たして、母親の骨折の経過はどうでしょうか?
整復をしないで固定した骨折は、キレイにつくのでしょうか??

 

この記事では、前腕両骨の骨折の経過をまとめました。

 

骨折のサンプルは

60代女性 転倒して右前腕両骨の骨折
整形外科に行くと、医者は整復を何もせずにそのまま固定
受傷から2ヶ月経過

です。

 

初期から一ヶ月までの経過は、詳しく書いてある記事を貼っておきます。

接骨院10年以上働いている柔道整復師が骨折の処置をしましたよ!! ※診察から応急処置まで

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整形外科の骨折の後療法ってどんなことしてくれる? 実例を語ります

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柔道整復師であれば、外傷の記録は見ておいてソンはないかと思います。
それではどうぞ!!



母親の骨折受傷から2ヶ月経ったので、経過を報告します

整復をせずに固定した骨折の経過は?

結論から話しますが、整復をせずに固定した骨折の経過は極めて良好です。

こちらの写真をご覧ください。

骨折をしたのは、右側です。
変化わかるでしょうか??

 

 

触診してみると、尺骨の外側がモコっと少しだけ盛り上がっています。
ですが、大したことはありません。

私生活にも支障は全くありません。

 

痛みはまったくなく、家事も事務仕事もできています。
重いものを持ち上げるのは、怖さを感じるそうです。
そりゃそうでしょうね(笑)

 

 

前腕両骨の骨折を整復をせずに固定しても、ほぼ私生活に支障はなく治ります。

さて、これを聞いてどう思うでしょうか??

僕は1つの疑問が浮かびました。
じゃあ骨折の整復って、いらなくない??

 

整復って本当に必要??

まず、骨折の整復ってとても痛いです。
そりゃ折れてるところ引っ張って、正しい位置にするんだから当たり前ですよね!

 

そしてもう一つ。
これは僕がリスペクトしている、スーパー柔道整復師が言っていたことです。
彼は整形外科で処置室で働いていたという、スペシャルな経験を持っています。
そのスーパー柔道整復師が言っていたのが、整復してもまたズレるからあんま意味ない、でした。

 

 

最近の医者は、あまり整復しないそうなんですね!

患者さんに痛い思いをさせて骨折の整復をしても、また戻ってしまう。
だったら、やらないほうがいいんじゃないか?
むしろ骨折の整復って、柔道整復師の自己満足なんじゃないの??
くらいに思ってしまいますね!

 

 

じゃあ、柔道整復師の骨折治療の役割ってなんなのでしょうか?
自分なりに答えが出たので、書いていきます。

 

柔道整復師の骨折治療の役割は??

僕が出した結論は、柔道整復師の骨折治療の役割は、診察と整形外科に行くまで用の固定です。

診察をし、あなたの症状は○○ですよ。治るから安心してくださいね!
と伝えることで、患者さんはとても安心します。

 

ケガをしたときに一番知りたいのは、自分がどんなケガをしたかということです。
自分の身体に何が起きたか知るだけでも、患者さんは確実に安心します。

 

 

そして、整形外科までの固定です。
柔道整復師は結構固定をガンバりがちですが、あれってレントゲン撮るときにジャマらしいんですよね(泣)
外して捨てられてしまいます。

 

 

僕たちがやるべきなのは、すぐに捨てられるけどコスパがよく、患者さんの痛みを減らせる固定です。

 

 

今回母親が骨折をしたときに、こんな感じで簡易固定をしました。

こんな感じです。
厚紙副子と柔整パッドを使って固定をしたのですが、それだけでも全然安心感が違ったそうです。
副子ってバカにされがちだけど、捨てたもんじゃないですねぇ(笑)

経営的なことも考えると、コスパは大事です。
コスパよく、性能の良い固定具を作るというのは、柔道整復師の腕の見せどころですね!

 

 

骨折だからと、何もせずに整形外科に送るのでは、信頼は下がってしまいます。
対して説明をして、固定具を作るとなれば、患者さんの満足度は大幅に変わります。
後療法に来てくれる可能性も、上がりますよね!!

 

 

もし外傷の処置に自信がない人は、こちらの記事をどうぞ。

柔道整復師が現場で外傷を治療するために読むべき本

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スーパー柔道整復師が勧めてくれた、骨折の勉強の本を紹介しています。

興味のある人はどうぞ!

 

 

 

それぞれの考えがあると思いますが、僕は柔道整復師の骨折の処置はこれがベストだと思います。
ぜひ、自分なりのベストな方法を模索してみてください。
そして患者さんに最適な治療を提供しましょう!!
それでは!!



  • この記事を書いた人

濱中タクミ

オールラウンド柔整師です! 経歴→ブラック接骨院→グループ院長→実費施術院でゼロから修行→海外で治療活動、タイ、オーストラリア、中国へ→日本で接骨院開業。 サイドfireに向けて爆進しています! 実績→開業半年で月商100万、ブログで月5万。 独立で稼ぐために必要な知識やスキル、海外の情報を発信します。 アジアで遊ぶ方法も発信!タイ語,簿記3級,FP3級

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